関口和之のつぶやき

この愛に、世界は脱力。

サザンオールスターズの時とは違う顔の、
ウクレリアン関口和之が語る、
ポエポエへの想いとウクレレへの愛。

ウクレレは不思議な楽器です。

小さなウクレレをぽろんとしただけで、口元はゆるんで笑顔が浮かびます。まるで南の島にでも来たように心はウキウキと軽くなるんです。
初めてウクレレを手にした時、「幸せ」ってどこか遠くにあるんじゃなくて意外に簡単に手の届くところにあるものなんだ!と思ったのを覚えています。そして、こんなことに気づかされるなんて、ウクレレってもしかしたらすごい楽器なのかも、と。
ボクがウクレレの普及活動を始めたのは、「この感覚って、もしかしたらたくさんの人たちが求めているものかもしれない!」という勝手な思い込みからでしたが、その後のウクレレシーンの誕生から隆盛を見ると、幸いなことにその思い込みは外れていなかったようです。今や日本だけでなく、世界中にウクレレファンが増え続け、同じようにウクレレの魅力を語り始めています。

前身である「のほほんベアーズ」時代を含めると四半世紀近く、ボクのウクレレ活動の拠点として、ポエポエはウクレレの魅力を伝え続けています。専門店としての矜持はもちろん大切にしていますが、何よりもウクレレを生んだハワイの風を感じるような、快適で居心地の良い場所である事が大事だと思っています。
ここで人はウクレレに出会い、ウクレレの奥深さを知り、同じ趣味の仲間たちとつながり、ウクレレに導かれた「新しいライフスタイル」を手に入れるのです。そんなふうにいろんな人の人生を変えるにふさわしい場所であり続けたいと思っています。

東京、名古屋店の他に2012年にウクレレの本場ハワイにポエポエ・ハワイアンカルチャーセンターを開きました。ハワイと日本を直接結び、ウクレレを通してアロハの心をもっともっと日本に注入できれば、この国はきっと住みやすくなるはず。小さくて極めて慎ましい楽器ですが、ウクレレには世界を変える力があると信じています。あなたやボクが変わったようにね。

ウクレリアン,または人呼んで校長
関口和之